直木賞受賞サスペンス、衝撃の映画化!

ファーストラブ

2021年ロードショー

主演:北川景子 監督:堤幸彦 脚本:浅野妙子 原作:島本理生「ファーストラヴ」(文藝春秋刊) 配給:KADOKAWA © 2021「ファーストラヴ」製作委員会

INTRODUCTION

「動機はそちらで見つけてください」 アナウンサー志望の美人女子大生が父親を刺殺するという衝撃的な導入で始まる島本理生の小説『ファーストラヴ』。事件のドキュメンタリー本の執筆を依頼された公認心理師(※)の真壁由紀(まかべ・ゆき)は、うら若き容疑者・聖山環菜(ひじりやま・かんな)と面談を重ね、二転三転する供述に翻弄されながらも彼女の心理へ迫っていくが、やがて由紀自身の過去の記憶にも結び付く、意外な真相が浮かび上がる……予測不能な結末と『ファーストラヴ』というタイトルの裏に隠された濃密なヒューマンドラマは、2018年に発表されるや多くの話題を呼び、第159回直木賞を受賞。たちまちベストセラー小説となった。その、‟稀代の問題作“とも称された渾身のサスペンスミステリーがこの度完全映画化!2021年に全国公開される。

主演を務めるのは、人を惹きつける芝居と端麗な容姿で幅広い層から絶大な支持を誇り、テレビドラマ「家売るオンナ」シリーズや映画『スマホを落としただけなのに』の大ヒットも記憶に新しい北川景子。女子大生による動機なき殺人事件の真相に迫る、主人公の公認心理師・真壁由紀(まかべ・ゆき)を演じる。ミステリアスな容疑者に翻弄されながらも、彼女の心理を解明していくうち、由紀自身が心の奥底にしまい込んでいた<ある記憶>も暴かれていくという複雑な役どころに体当たりで挑み、さらに本作でデビュー後初のショートヘアに。女優としての新境地を見せる。

メガホンをとるのは、『TRICK』シリーズや『SPEC』シリーズ、『イニシエーション・ラブ』、『十二人の死にたい子どもたち』などのエンタメ性溢れる作品から、『明日の記憶』や『人魚の眠る家』などの社会派作品まで幅広く手掛ける大ヒットメーカー・堤幸彦。北川景子と初タッグを組む。さらに脚本は、『八日目の蝉』(NHK)や『彼女がその名を知らない鳥たち』の浅野妙子が手掛ける。

美しき女子大生が犯した殺人事件。真の動機は何だったのか?なぜ彼女は父親を殺さなければならなかったのか?果たして真犯人は他にいるのか?事件の真相が明かされるとき、甘やかな題名からは予測できない衝撃のラストが待ち受ける。本当の「愛」とは― 永遠のテーマに迫る傑作サスペンスミステリーがここに誕生する!

(※)公認心理師とは、2017年の公認心理師法施行により認められた、心理職において国内で初めてとなる国家資格。専門的知識及び技術をもって心の問題を抱えている人およびその周囲の人に対して、心理状態の観察・分析、また解決に向かうための相談・助言・援助を行うことを職務とする。

  • comment 北川景子 主演/真壁由紀役

    この度、映画 『ファーストラヴ』で主人公の真壁由紀役を演じることとなりました。
    由紀は公認心理師として活躍し、幸せな家庭を築いている、とても恵まれた女性ですが、ある日女子大生・聖山環菜が起こした父親殺害事件のドキュメンタリー本の執筆を依頼されたことをきっかけに事件に、環菜に、翻弄されていきます。
    次第に環菜と自分の過去が重なっていく。少しずつ事件に侵食されていき、押し殺していた気持ちが蘇り、本当の自分と向き合わなくてはならなくなる。築き上げてきた現在の生活が崩れてゆく。
    その様子を丁寧に演じたいと思います。

    なぜ環菜は父親を殺さなくてはならなかったのか。タイトルの『ファーストラヴ』の意味とは何なのか。
    ずっと考えながら撮影しています。

    この度このファーストラヴのお話をいただき、島本さんの素晴らしい原作の映画化に携われること、堤監督とご一緒できること、主演できること、全てがとても嬉しかったです。原作・脚本を読みながらも胸が苦しかったのですが、今だからこそやるべき作品だと思いました。
    人は皆、大なり小なりそれぞれが問題を抱えていたり、心に傷を負っているものですが、それがいつの日か救われたり、乗り越えられる日が来るのかもしれないと思わせてくれました。そして胸がえぐられるような場面もあるのにも関わらず、原作を読み終えたとき、心の澱を洗い流せたような、清々しく前を向けたような気持ちになりました。
    私はあの気持ちが忘れられなくて、映画をご覧になる方々にも同じ想いになっていただける作品にしたいです。

    初めてご一緒する堤監督はずっとご一緒したかった方。お声をかけていただき本当に嬉しかったです。堤監督はいつも明るく、的確に導いてくださいます。
    監督は昨日撮った映像を次の日に見せてくださったり、時代はこんなにも進んでいるのか、と感じました!繊細な作品ですが堤組の現場がカラっとした雰囲気なのでとても助けていただいています。
    これから撮影は後半戦に入りますが、監督と組のスタッフの皆様を信じて感情を出し切れるよう頑張ります。
    ミステリーの中にも人々の愛情やドラマが織り込まれた、新しいエンターテインメント作品になると思います。
    皆様どうぞ楽しみにしていてください。

  • comment 堤幸彦 監督

    原作を読んだとき細やかに描かれた作中の人びとの葛藤と『救い』を、映像作品にすることが私の力量で可能なのかかなり思い悩んだ。しかし奇跡的なキャスティングと的を射る脚本、気心知れたスタッフによってそれは“目に見えるシーン”となっている!そして私が挑んだことのない領域に日々押し上げられている!毎日モニターとにらめっこして、立ち止まり悩みながらなのだが、なんともそれは幸福な仕事なのだ。その成果を一日も早く皆様に届けたい。ご期待ください!

  • comment 島本理生 原作者

    十代の頃から夢中になって観ていた堤幸彦監督の作品に、自分の小説が加わることを嬉しく思います。
    主演の北川景子さんを始めとしたキャストの方達が、娘の父親殺しという事件を通して、家族問題や恋愛の深い闇をどう解明していくのか。原作はけっして明るい題材ではないですが、その色を塗り替えるような豪華なキャスティングに、どんな化学変化が起きるのだろうかと今から非常に楽しみです。
    秘密を抱えた登場人物たちの横顔が、エンドロールの後も焼きついて残るような映画になることを期待しています。

  • comment 二宮直彦 プロデューサー

    「動機はそちらで見つけてください」
    父親を刺殺した女子大生が言い放った扇情的な言葉から始まる物語の導入とは裏腹に、〈ファーストラヴ〉と題された理由、それは島本理生さんのとても繊細な筆致で綴られ、ラストにその意味が明らかになる。
    心理サスペンスでありながらその裏にある隠されたドラマが重層的に絡む本作を当代きってのエンターテイナーである堤幸彦監督にメガホンを取っていただき、主演に北川景子さんをお迎えして、この上ないチームが実現しました!
    北川さんは事件の真相を探りながら自身の過去と向き合うという難役を、『羊たちの沈黙』のジョディ・フォスターや『ブラック・スワン』のナタリー・ポートマンといった映画史に残る女優たちが見せた知性、野心、繊細さに迫った女優魂で臨んでいただきスタッフ一同圧倒される撮影の日々です。
    張り詰めた緊張感の先に最後は清涼感を与える新しいエンターテイメント作品になると確信しております。
    どうかご期待ください。